建物への対策事例
【宮城県】宮城県石巻市内住宅
事例の情報
東日本大震災の影響により、東北の多くの地域では地盤沈下が発生しました。海抜の低下によって、沿岸部では満潮のたびに浸水被害が起きており、宮城県石巻市も深刻な浸水被害を受けている地域のひとつでした。
満潮時になると30cmほどの浸水が起こり、住居に被害をもたらしていたため、土のうを積み上げるなどの応急処置を急ピッチで進めていましたが、作業量の多さや土の確保のために、作業は難航していました。
石巻市にタイガーダムの紹介をしたところ、特に被害の大きい地域で導入されることになりました。作業は現地の消防隊と連携をとりながら行い、全長75m、高さ80cmの壁を半日ほどで設置することができました。撤去時には水を抜くだけで済むため、復旧工事を行った後、ゴミを出すことなく撤去することができました。